解説

 ここでは、分析結果などを基に、課題解決策を具体化し、課題解決策を実施します。この際に、新たな情報が必要になったら「Step.5 課題解決に必要な情報の取得方法を検討する」に戻ります。

分析結果で課題解決策を具体化する際のコツ

  • 良いものと悪いものを比較し、改善のヒントを得る
  • 利用者の行動にどのような影響を及ぼすか推測する
  • 期待効果とコストを比較する
  • 過去に実施した施策や、他社が行っている施策を確認する

ケーススタディ

現在設定されている課題解決策は次のとおりです。

  • リピート率を高めている商品・サービスがあるなら、積極的に勧める(クーポン配布なども検討)
  • サービス、顧客層に合せて、それらのリピート率が高いスタイリストを担当させる

ワーク:分析結果を踏まえて課題解決策をより具体化してください。
ヒント:分析結果

  • スタイリストIさんのリピート率は高い(リピート率86%)
  • カラーを利用した場合(特に女性)、リピート率が高い(Iさん担当分を除きリピート率49%)
  • スタイリストごとにリピート率が高いメニューや得意な顧客層があり、それぞれのリピート率は(40から70%程度)

 分析結果を反映して、課題解決策を具体化すると次のようになります。

  • メニュー(カラー)を積極的に勧める(カラー利用割引のクーポンを配布する)
  • 明らかになった各スタイリストの得意メニューと顧客をマッチングしやすいようにシフトを組む

 分析結果を反映させることで、より具体的な課題解決策になり、成果が上がる可能性も高い(前ステップでビジネス上の評価を実施しました)ものになりました。


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