ggplot2とは、R言語のグラフィック機能を拡張するパッケージです。本稿ではggplot2を利用した見栄えの良いグラフの作成について解説します。ggplot2の特徴は、入力すべき情報やオプションが統一されているため、このパターンを覚えれば様々な種類のグラフを作る際にも同じ使い方ができることです。つまり、覚えることが少なくすみますので学習効率が高くなります。この先、コードを実行しながら読み進める場合は、ggplot2パッケージを読み込みます。
library(ggplot2) # ライブラリの読み込み
ggplot2の基本パターンは、入力データ、グラフの種類、体裁です。次に例示するコードをご参照ください。入力データはggplot()関数で指定し、グラフの種類はgeom_point()関数で指定しています。それ以降の箇所で細かな体裁を指定します。これらを「+」でつなぎ、1つのグラフを出力します。
ggplot(cars, aes(x = speed, y = dist)) + # 入力データの指定
geom_point() + #グラフの種類(散布図)を指定
labs(x = "スピード", y = "距離") + # これ以降は体裁
ggtitle("グラフタイトル") +
theme_bw(base_family = "Osaka") # Windowsでは"Meiryo"等の日本語用フォントを指定
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